TOBで上場廃止…アイロム株を早く手放してしまった悔しさ

投資

こんにちは、もっちーです。

今回は、2023年に取引したアイロムグループ(2372)について書きます。
この銘柄は、TOB(株式公開買付け)によって上場廃止となりましたが、
僕はその数ヶ月前に保有株を1,959円で売却してしまっていたんです。

今でも思い出すと「もう少しだけ持っていれば…」という悔しさがよみがえります。


TOBって突然やってくる

2023年7月7日。
僕は保有していたアイロム株50株を1,959円で売却しました。
地味ながらも医療・バイオ系の安定株として買っていた銘柄でしたが、値動きが乏しく
「しばらく持っていても仕方ないか」と判断して手放しました。

しかし、それからほどなくして――

TOB(株式公開買付け)が発表され、最終的に上場廃止。
買付価格は2,700円という報道が出ていて、僕が売った値段から+741円、
約+37%の含み益を逃したことになります。


TOBが発表された時の衝撃

あの時のニュースは、今でもハッキリ覚えています。
「アイロムがMBO(経営陣による買収)を目的にTOBを実施」との速報が流れ、
一気に株価が跳ね上がりました。

保有を続けていれば、買値を下回るリスクもなく、+30%以上の利益が確定的だったのです。

それなのに、僕は“その1ヶ月前”に損切りでも利確でもなく、“見切り売り”していた。


「材料が出てからでは遅い」の逆

普段、僕は「材料が出てからでは遅い」とよく自分に言い聞かせています。
でもこのアイロムの件は、まさに「材料が出る直前で売ってしまった」ケースでした。

これはもう完全に“予測不能”の範疇ですが、
「地味でも業績が安定している企業を、持ち続ける力」の大切さを実感しました。


TOBやMBOのリスクとチャンス

TOBは予想できない。だからこそ“突然のチャンス”でもあり、“突然の罠”でもあります。

ただし、事前に兆候があった企業もあります:

  • 時価総額が小さい
  • PBRが著しく低い
  • 創業者や経営陣が買い増している
  • 株主構成が偏っている

アイロムはこうした兆候が少なかったかもしれませんが、
「株価が横ばいでも、会社の価値がジワジワ上がっている銘柄は、売るタイミングに注意」
そんな教訓を得ました。


最後に

この取引を通じて、「損したわけじゃない、でも大きな利益を逃した」
そんなケースの悔しさは、実は損切りよりも尾を引くことに気づきました。

でも、その悔しさこそが、次のチャンスを逃さない原動力になると信じています。

この記事が、「今まさに売ろうとしている銘柄、もう一度見直してみようかな」と
誰かの判断に小さなヒントを与えられたら、嬉しいです。


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