HCH第3四半期決算レビュー:成長は堅調も純利益は一時的減少

投資

こんにちは、もっちーです。現在ヒューマンクリエイションホールディングス(7361)を6,000株保有しています。本記事では、2025年9月期 第3四半期決算(累計:2024/10~2025/6)を手早く整理し、今後の見通しと投資スタンスを書きます。


■ 決算サマリー

  • 売上高:62.98億円(前年同期比 +19.7%)
  • 営業利益:5.47億円(+20.1%)
  • 経常利益:5.41億円(+18.9%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:2.65億円(-8.6%
  • 調整後EPS:112.07円(のれん償却戻し後ベース)
  • 通期予想:売上 89.06億円 / 営業利益 6.35億円 / 純利益 3.27億円(据置)

※株式は2025/1/1に1→2の分割実施済。


■ 良い点(ポジティブ)

  1. 二桁成長を維持:売上・営業利益ともに約20%増。DX需要を背景に案件拡大、派遣単価の改善や受託の伸長が寄与。
  2. M&Aで事業領域を拡大:2025/4にHCフィナンシャル・アドバイザーを子会社化。グループの裾野が広がり収益機会が増加。
  3. 人的資本への投資:平均給与引き上げなど人材確保・育成を強化。中期の成長基盤づくりが進む。

■ 気になる点(ネガティブ)

  1. 純利益は一時的減少:保有投資有価証券の評価損(0.77億円)計上で最終利益が押し下げ。
  2. 自己資本比率の低下:43.8% → 31.8%。M&A関連で借入が増え、長期借入金は約9.07億円へ。
  3. のれん償却負担:連結のれん残高が増加。将来の減損リスク・償却負担はモニターが必要。

■ 事業トピック

  • 需要環境:大手SI向けを中心にIT・DX人材需要は堅調。稼働率維持と単価改善が続く。
  • 収益ドライバー:受託開発の積み上げ、商流改善によるマージン拡大、新規顧客開拓。
  • 資本政策:期中に自己株式の取得・消却を実施。株主還元の姿勢は継続的。

■ 今後期待すること

  • “新”中長期方針(2030年9月期まで)に沿った規模拡大と収益性の両立。
  • M&A効果の顕在化:PMIの推進で営業利益率の上振れ余地。
  • 財務健全性の回復:借入抑制とキャッシュ創出で自己資本比率の改善。
  • 株主還元の強化:業績進捗と連動した配当・自社株の柔軟運用。

■ もっちーの投資スタンス(6,000株保有)

今回の減益は評価損の一過性と判断。事業の成長トレンドは良好なので、基本はホールド継続。短期で急騰した場合は一部利確でリスク調整、押し目が来れば段階的な買い増しも検討します。目標はこの一銘柄で資産1億円到達。進捗は四半期ごとに見直していきます。


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