マクドナルド株、あの時売らなければ…
こんにちは、もっちーです。
今回は、僕が過去に保有していたマクドナルド(日本マクドナルドホールディングス:2702)について、「利確の悔しさ」と「買い戻せなかった後悔」を綴っていきます。
緑肉事件の逆張りで買ったマック
あの頃、世間を騒がせていた“緑肉事件”。
マクドナルドに対する不信感が一気に広がり、株価は大きく下落。
「逆張りのチャンスだ!」と感じた僕は、株価が2,500円台に落ち込んでいたマクドナルドを購入しました。
店舗はガラガラで、世間の風当たりは強く、正直不安もありました。
それでも「いつか見直されるはず」と信じてのインでした。
わずか10%の利益で利確
その後、予想通り徐々に株価は回復。
「よし、プラス10%になったぞ…」と満足し、あっさり売却。
今振り返れば、たった10%の利益で手放したのは早すぎた。
でも当時の僕にとっては、十分な成功体験だったんです。
3,000円を超えた時の“謎の心理ブレーキ”
その後も株価は上昇。
3,000円を超えたタイミングで「また買おうかな」と思いつつも、買えなかった。
「いや、もう高すぎる」「また下がったら買えばいい」
そうやって自分に言い聞かせ、結局“下がるのを待つ”戦略を取ってしまいました。
でも、株価は一度も戻らず、じわじわと上昇を続け…。
気づけば行列、株価は青天井へ
気がつけば、かつて閑古鳥が鳴いていたマクドナルドに行列ができていました。
- 新商品のヒット
- デジタル施策やアプリ戦略の成功
- 「安くて美味い」の再評価
あらゆる要素がマクドナルドを再び“国民食”へ押し戻し、株価は6,000円、7,000円…と上昇。
当時、2,500円で持っていたマック株。
今も持っていれば+4,500円以上、180%超のリターンを得ていたことになります。
「下がったら買う」は永遠に来ない
あの時、僕は「また下がったら買う」と言って、二度と買えませんでした。
- 高く感じてしまって買えない
- 少しでも下がると怖くなる
- いつまでも待ち続けるだけ
まさに“逃した魚は大きい”を体現したのがこの取引です。
今もマックを見ると、ちょっと苦い
子どもとマクドナルドに行った時、ふと株価が気になります。
「当時のあの判断、悔しいなぁ…」
でも、この体験がなければ、今の僕の投資スタンスはなかったかもしれません。
この取引から学んだこと
- 「10%で満足」ではなく、企業の変化を見極めるべきだった
- 「下がったら買う」は行動ではなく“言い訳”になりがち
- 本当の意味での「成長株」は、見捨てられた時に買い、育てるもの
最後に
誰もが失敗します。
そして、その失敗が大きければ大きいほど、次の判断に深みを与えてくれます。
このnoteが、「利益確定のタイミング」や「買い戻しの難しさ」に悩む誰かの参考になれば嬉しいです。
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