スタジオアタオに夢を託したけれど──「成長株投資」の落とし穴と投資スタイルの転機
こんにちは、もっちーです。
今回は僕が長く保有していたスタジオアタオ(3550)での投資体験を振り返ります。
コロナショック以降、何度も買い増していたこの銘柄ですが、結果は損切りで幕を閉じるという残念な結末に終わりました。
同時に、「自分の投資スタイルを見直さなければ」と強く感じるきっかけにもなりました。
コロナ後に見た「小型成長株」への夢
あの激動の2020年、株価が全体的に暴落していた中で「これは千載一遇のチャンスだ」と考え、僕が選んだのがスタジオアタオでした。
- ブランド力があり
- 女性ファンも多く
- コロナ禍で一時的に売上が落ちているだけに見えた
という理由で、「ここからV字回復して再び脚光を浴びる」と思ったのです。
何度も買い増しし、いつか来る大化けを信じてホールドし続けました。
現実は、静かに下がり続けた
ところが、思っていたような業績回復はありませんでした。
- 売上は横ばい
- 利益率も低迷
- 市場からの注目も薄れ
気づけば、僕の保有資産はどんどん目減りしていき、結局“夢見たテンバガー”どころか、“普通の株”にもなれずに損切りすることに。
横目で見た「王者たちの株価上昇」
この期間、僕はずっと「自分の選択が正しい」と信じていました。
でもその横で──
- トヨタやキーエンスのような大企業
- インデックスファンドやS&P500連動の投資信託
は着実に右肩上がりに伸びていたのです。
もし僕があのとき、個別銘柄ではなく投資信託や大型株に資金を回していれば、今ごろ資産は数倍になっていたかもしれません。
僕が学んだこと
このスタジオアタオでの失敗を通して、僕はある重要なことに気づきました。
「自分の好み」だけで投資をしてはいけない。
好きなブランド、応援したい企業。
そういった“感情”を軸にした投資は、趣味としては楽しいかもしれませんが、資産形成という視点では非効率になることもあるんです。
投資スタイルの転換へ
この経験をきっかけに、僕は投資スタイルを見直しました。
- 業績の裏付けがある企業へ
- 成長よりも安定性を重視
- ときにはインデックスやETFも活用
感情ではなく、「数字」と「事実」に基づいた投資。
このシンプルだけど難しい原則に、やっと戻ってきたような気がします。
最後に
スタジオアタオを責めるつもりはありません。
僕にとっては、「大切な投資の勉強代」でした。
でも、これからも「過去の失敗」を糧にして、着実に資産形成の道を進んでいきたいと思います。
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